パリ旅行記ブログ①出国と入国編【必要な事前準備とは】

華やか?オシャレ?いやいやパリは魔界です

初めてのパリ旅行

はりねずみ
はりねずみ

皆さんは海外旅行と聞いてどんなイメージを持つでしょうか?

リサ
リサ

 旅行と言えばワクワクするし、色んな観光名所を巡って、おいしい食べ物を食べて、お土産を買って・・・

 海外旅行にはポジティブなイメージを持つ方がほとんどだと思います。

 しかし、人見知りな性格の立場からすると、そんな事はありません。特にコミュ障な僕が海外旅行に臨む場合、戦地に赴くような所存で挑みます。

 戦場では先に情報を掴んだ方が有利になります。海外旅行は情報戦です。現地のありとあらゆる情報や知識を事前に計画表に落とし込み頭に叩き込みます。現地ではそのレールに乗って行動するだけ。

はりねずみ
はりねずみ

そう、旅立つ前に勝負は決まっているのです。

新婚旅行とは思えないサバイバル生活

 ですが現実はそんなに甘くありません・・・準備万端で挑んだパリ旅行でしたが、机上の空論で予想外な事ばかり・・・

 そんなパリ旅行を今回、旅行記として記事に纏めました。

 個人的に旅行は娯楽だと思っていません。コミュ障にとって試練の一つではないでしょうか。

 そんな自分が何故海外旅行に行こうと思ったのか。そして行動したのか。

 母国であれば、極端ですが誰とも喋らなくても、買い物も食事も移動も何も不便しません。人見知り的にはこんな楽な事はありませんが、逆に人見知りが捗ってしまい、このままでは駄目だと思い切って海外へ行ってみました。

はりねずみ
はりねずみ

そういう意味ではパリは最適だったと思っています。

 表層上は華やかな観光名所でありますが、この身一つでパリの町に放り出された時、街は一変します。今日の食料確保・・・移動手段の確認・・・迷路のような美術館からの脱出・・・など、サバイバルな毎日を過ごすことなります。

リサ
リサ

 普通に旅行記として読んで頂けたら嬉しいですし、パリの色々な事情について自分たちの体験談も盛り込んでみましたので、これからパリ旅行を考えている方へのヒントになれば幸いです。

プロローグ 旅の準備編

◆旅行先の選定

 僕はサービス業という仕事柄、普段長期休みが取れないことから、最終兵器である結婚休暇を使用できるこの機会にヨーロッパに標準を絞っていました。

 さてヨーロッパと言っても範囲は広いです。代表格のパリのほか、ドイツも良いな・・・いや北欧あたりも・・・と、いろいろと候補があがりましたが、結局一番情報を集めやすい無難な?パリに決定しました。

リサ
リサ

 パリは地元でーす!ようこそ!

 旅行代理店には『旅工房』という会社を利用しました。基本メールで、こちらの再三の要望変更や質問などにも細かく対応して頂けましたので、おすすめできる代理店だと思います。

◆旅行の準備

 まずは情報収集から始めました。代理店の選定、現地の情報、天候、治安、宿泊場所、訪れる観光地など・・・最終的に旅行代理店を決めたのは、出発の約2か月前、12月末頃のことでした。

 基本的な旅行スタンスは、現地では自由行動、ホテルと航空券のみ手配をお願いしました。その為オプショナルツアー以外は全て自分で計画を立てることになります。

はりねずみ
はりねずみ

 もともと国内旅行は好きで計画を立てるのは得意なのです。(実際はほとんど予定通りいきませんでしたが)

 一番調べるのに時間を要したのが、各所観光地の詳細情報、位置関係の把握及び移動手段の調査です。特に休業日の確認をして、ルートを組立てていきました。

 またメインの移動手段としたのがメトロ(地下鉄)です。簡単かつ時間に正確、駅も細かく網羅されているので実際便利でした。(たまに止まります)

宿泊ホテルの選定

 今回の宿泊ホテル『キリアドベルシーヴィラージュ』は個人的に希望したホテルです。パリは20区に分かれており、区によって雰囲気や治安がガラリと変わります。

引用元:トリップアドバイザー

このホテルは13区、パリ中心から少し東へ外れたエリアにあります。

 13区の治安は比較的良いとされているエリアであること。最寄り駅「クールサンテミリオン」からパリ中心地まで1本でアクセスが出来ること。かつホテルの評価が比較的良かったことが決め手になりました。

オプショナルツアーの利用

 パリ郊外への観光は自力ではなかなか難しいので、オプショナルツアーを利用して行った観光地は以下になります。

モンサンミッシェル(1泊2日)
ヴェルサイユ宮殿(半日)
ロワールの古城巡り(1日)

◆食事場所の選定

 次に重要なのが食事場所です。パリに行ってから探すのは自分のスタンスではないので、事前にトリップアドバイザーなどを駆使して、比較的人気のあるお店を調査してリストアップしていきました。

はりねずみ
はりねずみ

 当日入ったお店が超高級店とかぼったくり店とかだったら嫌ですからね。

◆ふらつーの治安情報を見てガクブルする

 パリ旅行において一番情報があるサイトは『ふらつー』というサイトです。パリ旅行専門といっていいサイトです。(2023年現在かなり縮小してしまいました)

 このサイト内でパリの治安についての実際の体験談があるのですが・・・見ていくうちにみるみるパリが犯罪の街に見えてきてガクブル状態に(笑)基本スリの温床、いろいろな手口があって驚きます。多分このサイトを見ずにパリに行ったら引っ掛かっていただろうな・・・と思います。

はりねずみ
はりねずみ

 大切な情報でしたが、毎日チェックしていたので途中で食傷気味になってしまいました。

◆必要な物の購入

 次に旅行で必要な物を日本で購入しておきます。海外旅行用のスーツケース、通常の長期旅行をベースにして特にスリと防犯対策に重点を置きました。南京錠、カラビナ、チェーン、首下げパスケースなど。コンセント形状も違うので変換用プラグも必須。

→主に行った防犯対策はこちら

 後は普通の旅行の準備って感じです。ユーロは日本で換金しました。

◆出発1週間前

 さて、いよいよ出発の日が近づいてきました。旅行代理店からEチケットや各種バウチャーなどが届き気分も高まってきます。ただ出発数日前まで決まらなかったのが、自宅から成田空港までの移動手段です。当初は新幹線を利用するつもりでしたが、帰りの終電に間に合わない可能性があったため、結局車を利用することにしました。荷物もトランクに入れられますし、結果的には良かったと思います。

リサ
リサ

さあ、出発の日です!

第一章 フランス入国

日本を離れてフランスへ

 出発の飛行機の離陸時間は2月27日21時55分。当日は普通に会社出勤でした。先々週関東を襲った大雪被害の対応などをしていましたが、そわそわしているの周りに伝わっているのか上司の許可を貰い11時頃帰らせて貰えました。

 自宅に戻り荷物の再確認をして成田空港へ向かいます。成田空港までは自家用車で移動します。

 途中、海老名サービスエリアで日本食をと思いカツ丼を食べました。これでしばらく日本食ともお別れです。

成田空港到着

 東名から首都高速を乗り継いで20時頃成田空港に到着しました。ちょっと迷いながらもエールフランス空港のカウンターを見つけチェックイン手続きを済ませます。

 離陸時間が近づくと、アナウンスが流れるので搭乗機エールフランス277便に乗り込みます。搭乗すると結構外国人の率も多く、フランスへ行くという実感を感じます。

13時間の退屈なフライト

 無事離陸してしばらくすると1回目の機内食が出てきました。

 フライト中は映画を観たりゲームをしたりしてみますが、すぐに飽きるので寝るしかないです。というかドキドキしているのでそれどころじゃないという(笑)

 現地には早朝3時頃に到着するので、寝ないと厳しいのですがエコノミーの座席は辛かったです。結局、数時間しか眠れず・・・ふと同行者を見ると爆睡しているので羨ましく思いました(笑)

 さて、到着2時間前くらいになると2回目の機内食。朝モードに切り替わります。フランスパンって本当に硬いんだなと改めて思いました。

 そして着陸態勢に入ると、窓から夜景が見えいよいよフランスへ入国です。

はりねずみ
はりねずみ

 80%の不安と20%の勢いで頑張るぞい!

フランス入国と早朝のパリに置き去り

 シャルルドゴール空港に無事到着です。飛行機から空港へ入るとまず香水の香りが鼻につきました。さすがはフランスです(笑)

 流れに乗って、入国審査と荷物受取を無事クリア。自分の荷物が流れてくるまで時間があったのでちょっと不安でした。

 荷物を持って到着ロビーでホテルまでの送迎担当を探します。すると、デンゼルワシントン似の方が、自分の名前が表示されたipadを持って待っていました。

 送迎車に乗る為に外に出ます。初めて吸うフランスの空気は冷たかったです。空港の外観、ロータリーに駐車している車両、照明などの雰囲気はまさに映画のセットの中にいるようでした。

 バイパスを走って30分ほどで今回宿泊するホテルに到着しました。

まだ朝の4時前なんだけど・・・

 アーリーチェックインは出来ると言われてましたが流石に早すぎやしないか?デンゼルさんは親切に荷物を出してくれて笑顔で去っていきました(笑)いきなりパリに置き去りです(笑)

はりねずみ
はりねずみ

 さて、チェックイン出来るのか?

 幸い入り口は開いていたので受付でバウチャーを提示し拙い英語でチェックインと伝えました。案の定、

ホテルフロント
ホテルフロント

チェックインハマダダメダ。

でも、

ホテルフロント
ホテルフロント

ソトハマダクライ、キケンダカラアカルクナルマデナカニイナサイ。

その後、10分くらいで呼び出され、

ホテルフロント
ホテルフロント

ハヤメニヘヤヲジュンビシタゾ。コレガヘヤバンゴウネ。

ホテルフロント
ホテルフロント

GO!

 ツンデレかな?何はともあれありがとうございます!

 これで無事フランス入国は成功しました。

第二章 パリ市内潜入

いきなりバスで凱旋門まで

 明るくなるまで部屋で仮眠後、早速パリ市内へ向かいます。

 いきなり異国に放り出されたこの状況、まるでRPGの最初の城からワールドマップに出る気分です。

 まずは最寄りの地下鉄駅でカルネ(回数券)を購入します。下調べはしていましたが、実際券売機の解読不能な言語を目の前にすると固まってしまいます。

 なんとか購入に成功したので、これでバスと地下鉄に乗る事が出来ます。

 バスを利用してマドレーヌまで来てしまいました。いきなりラスボス周辺のワールドマップまで来ちゃった感じが凄い(笑)

 シャンゼリゼ通りに出て凱旋門を目指して歩きます。天候のせいか季節のせいか人があまり居ない・・・

 しばらく歩くと、ついにあの『凱旋門』が見えてきました!あれ、なんか一部覆われてる・・・どうやら修復中のようですね。でもこの場所に辿り着けた事に感動です。

 凱旋門の中に入ります。終わりの見えない螺旋階段を登っていくと・・・ナポレオン先輩がドヤ顔で出迎えてくれました(笑)

 内部には歴史資料館のフロアとお土産屋さんがあります。

天下の凱旋門のはずが・・・

 凱旋門には展望台があるのですが、その入り口が見つからず右往左往してしまいました。なんと非常口レベルのしょぼい扉が入り口でした(笑)

 でも展望台からの景色は素晴らしかったです。シャンゼリゼ通りの向こうにはルーヴル美術館、エッフェル塔にサクレクール寺院も望むことが出来ました。

パン屋Paulへ殴り込み

 予想以上に体力を消耗しているので、予定にはありませんでしたが歩いている途中にパン屋があったのでテイクアウトを試みます。

 列に並んで注文したところどうやらテイクアウト専用の列だったようで、購入後にイートインで食べていたら注意されてしまいました。向こうもSorryといっていたので悪気は無かったんでしょうが疲れた体にグッサリ来ました(笑)

はりねずみ
はりねずみ

 多分こういうやり取りで成長していくんでしょう(涙目)

リサ
リサ

でもパンはうまいぞ!

 その通りパンは美味しかったです。サーモン系とアボカド系のサンドを購入しましたがパンの概念が変わるほどでした。

 気を取り直して、ルーヴル美術館へ向けてシャンゼリゼ通りを東進して、コンコルド広場を通ります。このシャンゼリゼ通りだけでもスケール感が地図とは違いかなり広いです。コンコルド広場もただの広場だと思っていたら、車両の往来が激しく、ほっとする時間がありませんでした。

 ルーヴル美術館手前のチュイルリー公園ではコスプレ隊と撮影隊がいっぱいでした!何かのイベントかなと思いましたが、どうやらパリコレのイベントだったようです。

 さて、『ルーヴル美術館』に到着しました。まるでホワイトベースのように鎮座する建物、これだけでも威圧感があります。

 中央には近代的なガラスのピラミッドがありますが、不思議と調和していますね。

はりねずみ
はりねずみ

 それでは入場しましょう!

初見殺しのルーヴル美術館へ

 ルーヴル美術館の内部は噂通り本当に迷路です。事前に下調べしていたので多分大丈夫だろうと考えていましたが想像以上でした。(コラムでルーヴル美術館は詳しくお話します)

 途方もない広さに加え、階段が多い為、縦横と自分の位置が分からなくなってしまいます。その為、移動に無駄な体力と時間を使うことになってしまう訳ですね。

 「よく来たな・・・だがここは迷路だぜ。回復アイテムの準備はしているか?」(全裸で)

 ルーヴル美術館といえば『モナリザ』です。

 しかし絵画の周囲には人だかり・・・ロックフェスの最前列かよってくらい人が密集してました(笑)結局、遠くから望遠で写真を撮るだけで終了です・・・

カナの婚礼
ナポレオンの戴冠式
群衆を導く自由の女神
サビニの女たち

 無駄に体力を消耗しつつもなんとか有名どころの作品は見て回れたと思います。心の残りはギリシャ彫刻の傑作と言われている『サモトラケのニケ』を見る事が出来なかったことです。ちょうど修復作業中でした。

CAFÉ RICHELIEUで休憩

リサ
リサ

もう歩けないのでカフェを探してなんとか休憩を・・・

 リシュリュー翼にある、『カフェ・リシュリュー』へ入店。とにかく喉がカラカラだったので、2人ともスプライトを注文。あと同行者が希望してたピラミッド型のチョコケーキを注文しましたが、無いとの事で他のケーキを注文するとマカロンが出てきました(笑)

 初めてマカロンを食べましたが、なんか最中に近い感じがしました。ちなみにこれ全部で20€(約2,800円)ほどです。高すぎだろ・・・

 尚、会計システムですが、「チェック、プリーズ。」というとレシートを持ってきてくれますので、トレイにお金を置いてそのまま帰るようでした。客が帰った後代金を回収するようですが、足りてなかったらどうするんだ・・・?

体力を使い切ったのでホテルへ帰還

 一日中歩き続けたので体力がもう残っていません。ホテルへ帰ります。メトロ(地下鉄)を使い、ピラミッド駅からホテル最寄りのクールサンテミリオン駅まで。この路線は乗り換えなしでパリ中心までアクセス出来るので旅行中使い倒しました。

 夕食はレストランに入る気力も無いのでホテル近くのスーパーで買い出し。フランスは日本と違い、レジの担当が座って会計作業をやってましたね。

はりねずみ
はりねずみ

 予想外の出来事の連続で体力、精神力ともに使い切りましたが、言語も全く通じない異国での初日は無事終了しました。

リサ
リサ

明日も頑張ろうな!

 

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