大天使ミカエルのもとへ~モンサンミッシェル~

モンサンミッシェル1泊2日

ミカエルはパリの北西、海に浮かぶ孤島に居るよ。
パリ3日目。
この日はオプショナルツアーで海上のピラミッドとも称される『モンサンミッシェル』へ行きました。ここは絶対夜のライトアップされたモンサンミッシェルが見たかったので1泊2日のツアーに参加しました。
まずは集合場所の『ギャラリーラファイエット』まで地下鉄で。もう通勤感覚で慣れてきました(笑)

途中オンフルールにて休憩

バスに乗りパリ外周の外観高速道路を出ると、ひたすら一本道の田舎道を走っていきます。今日はこのバスに乗っていればいいのでちょっと楽ですね。添乗員さんの日本語が懐かしく感じました(笑)
この田舎道を自分で運転するのも良いなーなんて心の余裕が(笑)

途中この町が誰かの故郷だとガイドさんが言っていましたが忘れてしまいました。
サービスエリアでトイレ休憩とともに回復アイテムも調達しておきましょう。途中、小さな『オンフルール』という村に立ち寄るオプションがあるようなので少し散策を。


どこも石畳が標準仕様です。ハイスペック!

添乗員さんがおすすめしていたチーズ屋さんでチーズを買いました。てんとう虫の看板がトレードマークです。店員さんがビスケットの試食も出してくれました。

オンフルールに30分ほど滞在して再びバス移動です。
その後もひたすら田舎道を走っていくと、突然とおーくにモンサンミッシェルが現れました。皆さん歓声を上げたり写真を撮ったりしています。到着後はすぐにツアー客で昼食。その後は予約していたホテル、『ルレサンミッシェル』にチェックイン。



ちなみに食事するテーブル上にペットボトルとかを置いていると、容赦なくギャルソンに注意されますのでご注意を(笑)
ホテル ルレサンミッシェル
唯一、ホテルの部屋からモンサンミッシェルを望む事が出来るホテルとなります。

当然人気もあるホテルで通常は予約も取りづらいのですが閑散期だったこともあり、2階の良い部屋を予約頂けました。


部屋の正面は大きな窓になっていて、モンサンミッシェルが目の前に望むことができます。モンサンミッシェル以外に高い物が無いのでバルコニーに出ると見晴らしが良く開放的です。
2階だったので遮る低木も無く、モンサンミッシェルを望む事が出来ました。
モンサンミッシェルを望む
ホテルを出て散策しながら写真を撮ります。ガイドさんおすすめの桟橋から。
ノルマンディー地方のモンサンミッシェルが建造された経緯として、西暦708年、司教オベールの夢に大天使ミカエルが現れ、山上に聖堂を建造するよう告げられたことがきっかけと言われてます。
四方を海で囲まれ、街全体が岩山の上にあり戦時中は難攻不落の要塞になりました。


ここモンサンミッシェルが立つ入り江は月の潮汐力の影響を受けやすい地形で、干満の差が非常に激しい事で有名です。
遠い昔は道路なんか無いですから、城へは地続きになる干潮時にしか行くことが出来なかったようですね。
近年は接続道路の影響で以前よりも潮が満ちにくくなっており、それを改善する為に道路を廃止し、橋を架ける工事が進められていました。

続いて島内へ向かいます。
モンサンミッシェル島内散策
島内までは無料のシャトルバスが出ています。
入ってすぐにあるオムレツが有名なメールプラール。味はなんか評判が良くなかったので写真だけ撮影(笑)お土産屋さんが並ぶ目抜き通りを通って、城内へ入ります。

さて、ミカエルは居るのでしょうか?

おっ、早速ミカエルさん居ましたね!お世話になります。

彷徨える光の戦士よ。無事に再開を果たせたようだな。さあ、まだ運命を共にしよう。

じゃ!

えっ、俺に会いに来たんじゃないの?
城内へ
場内は一方通行で、順番に回っていきます。見どころは円柱の柱が並ぶ回廊ですね。正直予習をしていないとフーンで終わる場所です。もう少し勉強しておけば良かったなと思いました。


体調不良で夕食を逃す
ホテルへ戻って休憩後、周辺を散策する予定でしたがいつの間にか寝てしまい夜になっていました。夕食はホテルのレストランを予定していましたが同行者の体調が悪くなってしまいそのまま休むことにしました。前日購入してあったパンがあったのでそれで凌ぎます。
モンサンミッシェルの夜景を撮影

さてモンサンミッシェルのもう一つの顔、ライトアップされた姿も目玉の一つです。


めっちゃ幻想的!
満潮のモンサンミッシェルを撮影
先ほども少し触れましたが、もう一つ見どころがあります。翌朝、8時過ぎに満潮時刻に合わせて外へ。
すると、昨日とは違い、海に浮かぶ城へと景色が一変していました。
残念ながら風が少しあったので、水面に映るモンサンミッシェルは見る事が出来ませんでしたが大満足でした。


モンサンミッシェルを望みながらの朝食。
島内レストランで昼食
まともに昼食でレストランに入店するのは初です。自分はステーキ、同行者はオムレツですね。肉はちょっと硬かったですが美味しかったです。ソースのかけ方がフランスっぽくてオシャレですね。

ドリンクは日本でも普段飲んでいる、オランジーナとヴィッテルです。水は特に場所によって自分に合う合わないがあると思いますので、慎重に選んだ方が良いと思います。普段飲み慣れている種類があれば、それを選ぶことをおすすめします。
確か全部で30€、キリが良かったので覚えています(笑)昼食後も島内を散策。屋根まで石造りなんですね。



ジャンヌダルク姐さんの彫刻。いちいちクオリティが高いです。

ミカエルには会えたかしら?あいつ有名だからって調子に乗ってるから軽くあしらっていいわよ。

おk。


おもしろバスの運転手とパリ市内へ帰還。
バスの出発時刻が近づいてきたので、ホテルをチェックアウト。イケメンウエイターに「マタライネンネー」と言われました。また来年来れれば良いけどね・・・(笑)
帰りのバスに乗り込むと、自分たちが一番乗りだったようで他に誰も居ません。運転手さんが一人居て、ipadでゲームに熱中していました。目が合ってちょっと会話成立。

モンサンミッシェルドウデシタカ?

良かったよ♪

お腹を壊したよ・・・

オウ!カレシニナグラレタノカ!?
3人「HAHAHA!」

コラム③パリおすすめお土産
色々お土産を買った中でコレは買ってよかったと思ったものを厳選して2つ紹介致します。
ゲランドの塩
ブルターニュ地方の塩田付近にありますのでお土産にも塩が置いてあります。自分用として購入したのですが中々使い勝手がよく重宝しました。塩ですので期限も無いですし、使用頻度も多いと思いますのでおすすめです。
モノプリのエコバッグ
モノプリというフランスのスーパーで購入できるエコバッグです。デザインもスタイリッシュで非常に頑丈に作られているにも関わらず、値段はなんと1€です。
2023年現在でも日常の買い物で使用しています(約10年)

第五章 パリ一時休戦
ヴェルサイユ宮殿へ
モンサンミッシェルからパリへ戻った翌日も午前中にオプショナルツアーに参加です。目的地は『ヴェルサイユ宮殿』です。ルイ14世が莫大な費用と歳月をかけて実現した、フランス絶対王政の象徴的建造物です。
いつものように地下鉄に揺られてパリ中心へ移動。ツアーバスに乗り込み環状線に入ると上り方面は大渋滞でした。このほとんどがパリ市内への通勤車両だそうです。


パリで働く人たちも大変ですね。
バスで30分ほどでヴェルサイユ宮殿へ到着です。さくっと到着しました。



有名な金の門が見えました!
宮殿内部へ
入場開始時間を待って人の流れに乗って宮殿内部へ。ここも一方通行で順番に見て回っていくスタイルですね。


各部屋には有名な?絵画が至るところに飾ってあります。人大杉の為、写真を撮るだけで次の部屋に行かざるを得ない状況でした。
ここは入って最初のフロアの見どころです。受付で日本語のオーディオガイドをレンタルしましたが、見ているものとガイドの説明が合ってないことが多くて、良くわかりませんでした。とにかくどの部屋も装飾がゴージャスです!


鏡の間とマリーアントワネットの寝室
見どころは鏡の間とマリーアントワネットの寝室でしょうか。正直、鏡の間はオペラ・ガルニエの黄金の間のほうがインパクトがありました。まぁ同じような装飾なので食傷気味だったのもありますが・・・




マリーアントワネットはここでちゃんと寝れたのか?睡眠不足になってない?なんて余計な心配をしたり・・・(笑)
ポンパドゥール夫人
ヴェルサイユ宮殿の予備知識だと、ポンパドゥール夫人くらいでしたので、肖像画を見に、後日またルーヴル美術館へ行きました。

ポンパドゥール夫人といえば、ルイ15世の公式の愛人(なんだそりゃ)で、無能15世先輩の裏で政治の実権を握っていたとか。

ルイ15世さん、どんだけやる気ないんすか・・・
午後はパリ市内に放り出される恐怖
ヴェルサイユ宮殿を後にして、午後は再びパリ市内に放り出されます。
この2日間ほど日本人ツアーに付いて回っていただけの舐めプから一転、さてどうしようか・・・

ギャラリーラファイエット最上階のセルフレストラン
バスはパリ市内のギャラリーラファイエット付近で解散。なので、ラファイエット内に事前にリサーチしてきたレストランがあるのでそこで食事をとる事に。
ラファイエット店内の雰囲気は高級デパートみたいな感じ?日本と決定的に違うのは、入り口に黒人のボディーガードが立っている事ですかね。めっちゃ入りづらい(笑)
さて、ラファイエット最上階のレストランに来ました。ここは日本でいうフードコート的な雰囲気で、セルフ式で好きな料理を取っていって、最後にレジで会計するだけ。まさにフランス語に疲れた旅行者の憩いの場です。

レアすぎるステーキ
体力回復には肉だっ!という事でステーキをチョイス。が噛み千切れないくらいに超レアで失敗。料理を選ぶときにシェフになんか聞かれたような・・・
あれは肉の焼き加減を聞かれてたのか!そういえば適当に「ウィ!」って答えたな・・・
コラム④必須アイテム パリミュージアムパス
パリミュージアムパスはパリ市内の60以上の美術館や観光施設で利用できる共通入場券です。
これがあれば現地でいちいちチケットを購入する為に 並んだり探したりする必要がありません。

値段はやはり高めですが時間と手間をお金で買うという意味では非常に便利なアイテムです。日本でも購入できますので出発前に手に入れておきましょう。
使い方はパリミュージアムパスの裏面に自分の名前と使用開始日を記入し、その日から連続する数日間が有効期限となります。
現地ではそれを係員に見せるだけで入場できますので、とてもおすすめです。
注意点はミュージアムパス専用レーンをしっかり確認すること。間違ってチケット販売の列に並んでしまうと時間のロスになりますので気を付けましょう(笑)

オプショナルツアー続きでしたが、明日は再びパリ市内を独自で観光していきます。
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