第三次世界大戦の終結
まもなく後世、第三次世界大戦と呼ばれるであろう時代が終結します。
皆さんは気づいておりますでしょうか。各大国がすでに戦後処理を始めていることに。
そしてこの戦争においてまたしても日本が敗戦国となります。
これまでの2度の世界大戦は物質VS物質、つまり力で奪い取る戦いでした。
今回の第3次世界大戦は、権利や文化の奪い合い、または破壊といった不可視の戦いです。
第二次世界大戦では日本は土地が焦土化しました。今回の敗戦によって日本の文化がこれから焦土化していきます。
トランプ政権を筆頭とするナショナリズム政策
2024年、次期米大統領にドナルド・トランプが再選しました。
彼の政策は、バイデン政権が進めたリベラルの対極にある自国第一優先主義です。
メキシコからの移民政策において特に明瞭ですが、そのほか、貿易、外資流入規制、情報検閲の廃止、性別の明確化、温暖化政策からの脱退などを見ても、行き過ぎたグローバル化や異文化流入による混乱から、立ち返る方向へと向かうと見られます。
また、欧州でもイタリアのメローニ政権を筆頭に、右派政党の躍進が相次ぎ、欧州全体の移民政策の失敗からの脱却の動きが加速しています。
第三次世界大戦の惨状
さて、第三次世界大戦の被害はどういったものだったのかを見ていきます。
グローバル化による国文化の破壊
2010年以降のデジタル産業の急進は、世界の距離を縮めると同時に、異文化がより身近な環境になりました。
常にオンラインで他者と繋がり、比較の中で生かされる可視化された人生。デジタルコンテンツ特有のつまみ食い(音楽や映画、芸術作品)、ショート動画などの時短、タイパ文化は、考えるための間、想像力や思いを馳せる力を失った思考停止人間、いわゆる『間抜け』人間を量産しました。

SNSは人々を繋げる便利なツールな反面、見なくても良いものまで可視化させ、見えないこと=隠すこと=悪だという二元論的な先入観を日本人に植え付けてしまいました。
本来、見えないものを大切にしてきた日本文化を破壊したツールであるとも言えます。

これに対し各国は、SNS利用に年齢制限をかける政策を打ち出し始めています。
SDGs 多様性・・・ポリコレ活動(LGBTQ)による人種、性別の破壊
SDGsは国際社会によって2015年に採択されました。その余波はコロナ禍を経て日本社会にも徐々に浸透してきました。
こちらの記事でも書きましたが、日本人にとってSDGsは国際社会の押し付けであり、日本とは対極をなす思想を持つ人々が作ったルールです。
このルールは様々な『違い』に波及し日本では2023年にLGBT理解増進法が法令化しました。
この法令化、規制化によって海外では一部の少数過激派が、これら多様性を盾に、自分たちの文化を強要する活動を行っています。
カナダや米国では、LGBTQに配慮し、性別の選択肢が最大58種に増え、混乱が生じているそうです。
多様性は、いつしか違いを認め合う世の中から平等を押し付け合う世の中へ。共産主義的な顔を見せ始めました。伝統的な文化や習慣は破壊され、教育によってアイデンティティが消滅してゆくのです。

これら問題は、双方向的な意思疎通『思いやり』、『相手の立場になって考える』といった視点が欠けている西洋が抱える病であると言います。この見えないものを、無理やり『違い』として分節化してしまう点が日本人にとって毒であり、さらにSNSがブースターの役割となって取り込まれつつあることに気づいている人はどれほどいるでしょうか。
移民の流入
”欧州は自死を遂げつつある。”イギリスの政治・社会評論家ダグラスマレー氏は自身の著書でこのように表しています。イギリスでは移民の大量受け入れによって民族構成が大きく変わり街の景色が一変したといいます。
移民が増えることによって付きまとう問題が宗教対立です。宗教観によって不徳、美徳感が正反対の場合も少なくありません。これによって国民同士が争う内紛、そして国家、国民という集合体が分断され内部からバラバラになることは歴史が証明してきました。
日本は人口減少の対応策として『外国人単純労働者』の受け入れを推進しています。
これは経済成長、少子高齢化、多様性、グローバル化を理由にこれから移民の受け入れを推進していく最初のステップです。
すでに一部の地域では、難民の増加に伴う治安の悪化、犯罪の増加による地域不安が拡大しています。今後数年から数十年、日本の文化が徐々に破壊されていくでしょう。
外資による国内企業、土地、権利の買収
一部の日本企業は、外国からの株主に配慮し、もともと日本文化であった株主優待を廃止し、配当金制度へ変更しました。
これにより、日本企業に投資する海外資本家が増加しました。結果、日本経済の底上げに繋がるというメリットはありますが、昨今の円安が引き起こした海外資産運用会社、企業による事実上の日本企業買収は、売上資金だけでなく技術、土地の権利、資源の流出リスクを生み出しました。
また日本の観光地が溢れかえっているにも関わらず、海外からのツアー客は、すべて海外資本下におかれる枠組み内で敢行され日本企業にお金が落ちない仕組みになっているそうです。
いま日本の歴史文化、技術は消費対象として海外の草刈り場と化しています。
ウクライナ、ゼレンスキー大統領は2020年に国内の農地売買の自由化に署名しました。これによって『欧州の穀倉地帯』が米巨大資産運用会社の支配下となりつつあります。
これは『させられた』と言ってもいいかもしれません。つまり誰が戦争の支援をしているか、本当にウクライナの平和のための支援なのか、です。

このグローバル化を利用した拝金主義者が、存在しているのは間違いありません。
グローバル化による問題とその目論見についてはこちら↓
孤立してゆく日本
以上挙げたSDGsによる危険性を欧州や米国は、自らの政策結果が引き起こした惨状として経験し数年前からすでに方向転換の兆しを見せていました。
トランプ政権の成立によって、明確に脱却方向へと進んでいくことが確実となりました。しかしながら、日本は、その幻想から抜け出せていないだけではなく、未だにこれら多様性、差別撤廃、グローバル化を慈善活動だとして推進していくことに疑問すら持ち合わせていません。
現在、日本は戦後レジームから脱却できず、事実上、アメリカの属国化が続いています。自分の國は自分で守れ、当たり前の話ではありますが、なぜか日本はアメリカが守ってくれるという幻想から抜け出せていません。
しかしながら、トランプ政権が自国主義であるならば、2025年以降の日本は孤立状態になると見ています。

残念ながら、明治維新以降、欧米に振り回された日本は、近隣諸国(中、韓、北、露)と対立関係を作られたまま、再びナショナリズムの波に飲まれ孤立することなります。米との関係がよりドライになった時に、日本政府、そして国民は自発的に動いていくことが出来るのでしょうか。
第二次世界大戦末期にそっくりな状況
今の世界情勢は、第二次世界大戦の末期にそっくりな状況です。
欧米列強は自分たちの行為に手のひらを返し、第一次世界大戦ではドイツに、第二次世界大戦では日本にその責任をすべて負わせた。

近年、国際社会が打ち出した多様性は、これまで欧米が行ってきた植民地政策を転換し、異文化の共生、そして差別をやめようと言い出しました。
なぜなら物質的に植民地化できるフロンティアが無くなったからです。そして現在のグローバル化、情報ネットワーク社会が形を変えた植民地のフロンティアです。その言い出しっぺが、多様性を辞めようと言い始めています。
なぜなら、SDGsが掲げる『理解』や『情報』は双方向であり、これまでの力で押さえつける方法では実現不可能だったからです。
自分たちの蒔いた種が自国に飛び火し国益を損ない、制御不可能になった惨状を目の当たりにし、欧米はいま慌てふためています。

国際社会は、昨年、日本の夫婦別姓、皇族の皇位継承にまで内政干渉するような発言を行っていますが、日本は再び、馬鹿正直に欧米が打ち出したSDGsに素直に同調し、国内でも理解浸透させようとしています。
彼らが作り出した梯子が外される時が近い、にも拘わらずです。
しかしながら、すでにそれは失敗だったと、欧米は行動で示し始めています。
これは明治維新以降、日本が欧米列強に追いつこうとして、イギリスに学び、そしてイギリスは日本の近代化、軍事化の手助けをしていたにも関わらず、日本が朝鮮半島を併合をきっかけに、『日本を開国させておきながら』日本に『喰われる』ことを恐れ日本を切り捨てたことが頭をよぎってなりません。
また日本国民の無知さ、も同様にです。日本国民は敗戦直前まで、自国が劣勢に立っている事実を知らなかったと言います。それは、大本営発表による、戦果の水増しと隠ぺいです。
当時、旧日本軍は敗北を認めると、その責任を負わされかねないと判断し、保身のために日本国民への情報操作を行っていました。
エリート層の保身は現在も同じではないでしょうか。
日本政府は責任追及を恐れて、今回も欧米に追随したことが失敗であったと認めるわけにはいかないのです。しかしその隠ぺいもそろそろ隠し切れなくなってきています。それは海外が早々に店じまいを始めている動きからも見て取ることができます。
終戦後のシナリオ
先の世界大戦は力でねじ伏せ、その国の権力を掌握したうえで戦争を終結させてきました。しかし、第三次世界大戦の終結は、内政干渉を行わず各国が自国窓口のシャッターを閉めることで終結します。
その結果何か起こるか、想像してみて下さい。
これまでの流れがせき止められて変わり、開いている窓口へすべて流入してくるのは想像に難くないでしょう。

もう一度言います。欧州、米、先進諸国は、これまでのグローバル化によってカオスとなった経済、人流(移民や活動団体の場所)はそのままに、自国の窓口を閉じました。
そして2025年以降、トランプ政権の成立によって更に世界は保守側へと傾いていきます。
いま、頭がお花畑の日本だけが、窓口を広々と開けて、どうぞどうぞと手招きしているのです。
・・・どうなりますか?
世界の失敗の流れが、日本に一極集中して津波のように押し寄せます。この記事で既にその兆しは見えてきているのではないでしょうか。
森林、水源といった資源、日本企業の外資買収・・・再エネ環境破壊、移民による治安悪化、犯罪の増加・・・オーバーツーリズムによる観光地の俗化・・・日本伝統の軽視・・・そして日本人が消滅してゆく・・・
日本が世界の産業廃棄物の最終処理場になる。これが第三次世界大戦の終結です。
伝統に立ち返る
ここで頭をよぎるのは、岡本典明が自動書記で書いたとされる書物『日月神示』。
この書物は予言の書と云われ最近話題になっていますが、下記の一文がまさに今の日本を象徴しているように思います。
”神懸かりがたくさん現れ、わけのわからんことになってくるぞ。海の津波に気をつけるように。事前に知らしてあげます。”
日月神示
神懸かりとは異教(移民)です。海の津波とは、行き場を無くした移民、異文化の流入、拝金主義者によるマネーゲームによって、日本の文化はぐちゃぐちゃに破壊されることを予言しているように思います。
これらの動きは現状、日本にとって悪影響しかありません。なぜなら、すべて海外主導で物事が進んでいるからです。
当然ながら海外から日本干渉は、日本の為ではなく自国の為です。
世界各国はこの先自国ファースト、鎖国型グローバリゼーション政策へと転換してゆきます。
2025年以降は、一人の人間としてではなく、日本人として、そして日本国として生きていくには、という古来あったはずの集合意識が再び大切になる時代が来ると思います。

日本は孤立を経験し、そこからようやく独立の道を歩んでいくのか。
このままいくとこれまでの世界の失敗を、日本が全て背負わされることになります。いま、日本政府が行おうとしている政策が全てを物語っています。やがて草刈り場となった日本に、日本の伝統、文化、そして日本人は居なくなるでしょう。
根こそぎ破壊され跡形もなく消失してしまった伝統文化、民族の再生は不可能です。なぜならそんな文化があったことさえ、人々の記憶から消えていくのですから。
ある世界線では、日本の文化など『無かった』のです。
縄文から1万5千年以上、積み上げた日本の伝統を、無かったことにしてしまっていいのでしょうか。
しかも現在、その重大さに無関心な日本人自身によって、日本の文化が壊されていく。
このようなことがあっていいはずがありません。
いま、日本文化を守ることができるのは我々日本人しかいません。それは、まずは僕たち日本人が、日本と真正面から向き合うことから始まります。
イギリスの歴史学者アーノルド・J・トインビーはこのように言及しています。
”神話を忘れた民族は100年以内に必ず滅びる。”
アーノルド・J・トインビー
日本は1945年に敗戦して以来、GHQによって教科書から日本神話が消されました。
2025年、あれから80年が経過しました。
あ な た は 本 当 に 日 本 人 で す か ?
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