『大東亜戦争』
ここで紹介する3冊は、ぜひ合わせて読んでみてほしいです。
日本には戦後封じられた言葉があった。
僕たち現代人にとって対岸の火事であった第二次世界大戦が如実に身近に現れ、現在の自分と線で一直線につながる感覚を僕は感じました。
沈黙する歴史/西尾幹二
小説1984年(ジョージオーウェン)の言葉を借りるなら 戦後日本人は、GHQのWGIP工作により二重思考(ダブルシンク)に陥った。
『大東亜戦争』という言葉を奪われ、一般戦争論と自分の戦争の意味を区別できず、日本が戦争に至ることになる導火線と発火点が何だったのかを忘れ、ただ日本が悪だった、それ以外考えることすら許されない。
『大東亜戦争』はオールドスピークとして消し去られ、単なる歴史の記号として現在の日本人と切り離されてゆく。
この言葉に含まれる多重層的な意味に耳を傾けられる日本人がいま、どれだけいるだろうか。
幸か不幸か、日本人の記憶から完全に消え去る前に『大東亜戦争』はアメリカが生んだYouTubeを通して、その意味を語り始めた。
それは、どこまでもアメリカの梃子が無ければ動けず従属化してしまった証明でもある。ように思う。
X/ショウタロ
アメリカの鏡・日本/ヘレン・ミアーズ
原爆の投下は日本ではなくソ連に対して行われたという著者論に衝撃。
彼らの判断は倫理観よりも合法性だった。
ここが日本人との精神構造のギャップですかね。
欧米列強は日本という飼い犬に手を噛まれることになり、パールハーバーの非合法性のみを盾に日本を封じるしかなかった。
X/ショウタロ
1984/ジョージ・オーウェル
読後はただただ息苦しさと不安感、怒涛の展開に理解が追い付かない。
この作品は、時間をおいて染みわたり、ほかの作品への考察に深みと洞察を与えてくれるものだと感じた。
日本人にとってこのディストピアは対岸の火事?
いやいや日本は80年前から1984年の世界へと突入していた。
自虐史観というダブルシンク、言論封鎖で戦前の言葉がオールドスピークと化した敗戦後の日本そのものである。
X/ショウタロ
気になる本がありましたら是非手に取ってみて下さい。
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