『現代社会への問題提起』
言葉が文明を破壊する、そんなことがあり得るだろうか。虐殺器官はあくまでフィクションですが、裸の共産主義者はそのような淡い期待を打ち砕きました。
昨今のSDGs、ポリコレ、多様性、LGBTQを深掘っていくと過去の悪魔が形を変えて輪廻転生のように現代に復活する。神話、宗教を通して現実感が高いものへと見方が変わっていきます。
虐殺器官/伊藤計劃
読み手によって着目するテーマが変わると思うが僕は虐殺の文法に興味を惹かれた。
実際にことば(音)はその言語のネイティブの特性にかなり影響を与えているようなので、世界史と照らし合わせると興味深い。
言語には虐殺の文法が存在する。
ならば調和の文法や癒しの文法もあるはず。
X/ショウタロ
裸の共産主義者/やまたつ
国際社会が作り出す平等とは僕たち日本人が考えるる平和的、お花畑的なものとは対極のものになりつつあると…
下手したら「言葉」が国一個を滅ぼし兼ねない時代へ。
その言葉とは「多様性」
虐殺器官や1984年ら小説作品が現実味を帯びる。
多様性という言葉にそれだけの破壊力があると感じた一冊。
X/ショウタロ
グノーシスの神話/大貫隆
形を変えて現代に潜むグノーシス主義。
近年の物質から精神への回帰の流れにそれを感じる。その教えには仏教や神道にも通ずる部分がある。が、対立する形で生まれた時点でグノーシスは東洋とは根底が全く違う思想。
グノーシス的思想が世界の舵取り役、日本に流れ着いたのは必然か、それとも…
X/ショウタロ
異端過ぎて弾圧されたグノーシス思想に含まれる両性具有思想は、性別を破壊するLGBTQへと形を変えて現代に復活したと言えます。
また物質を悪、精神を善とするこの思想は、スピリチュアリズムや近年の日本に見られる縄文回帰運動へと波及しかねない。注視するべき事案だと感じる。
note/ショウタロ
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ウクライナ戦争の欺瞞/馬渕睦夫
ウクライナへ集中投下されている武器と支援金はどこに流れているのか。
ガザーイスラエルの根本を辿ると、双方の背後にいるのは同じ者である。と。
日本は明治維新以降、国際金融資本家のマッチポンプによって欧米列強の草刈り場とされた。
教科書には乗らない歴史。
相も変わらず同じ事が再び起こされている。
X/ショウタロ
気になる本がありましたら是非手に取ってみて下さい。
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